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ある、人の子供の頃の話

FI98_1E.jpg
子猫・・・



ある子供の昔話

ある子供(以降P)は擁護施設で生活していた。

そこはとても厳しい施設でした。(おそらく誰も想像できないくらい)

例えば、部屋(6歳~18歳までの7,6人部屋)は寝るだけ。

それ以外で部屋でくつろいでいると罰(掃除、正座、体罰)があります。

挨拶は「おはようございます」「ありがとうございました」「ただいまかえりました」「おやすみなさいませ」等々。

そんな、生活の中、一人の子供(以降A)が子猫を拾ってきました。

「捨てて来い」と言われるのは必至。

AとPともう一人(以降B)は、「チョロ」と名付け、施設の裏で隠れて育てる事にしました。

それからというもの、毎日毎日給食、自分の食事を持ち寄り、事あるごとに世話をしました。

きつい罰を受けた時も嬉しい事があったと時も、チョロは同じように、ミャーミャー言いながら寄ってきて、僕らの座っている隣で丸くなります。

半年くらいが過ぎ、いつの間にか欠かせない存在になっていた時。

チョロの様子が変だとBが慌てていました。

三人は急いで見に行ってみると、いつもの場所で丸くなり苦しそうにしている(そう見えた)チョロがいました。

確かに様子が変でした。

でも三人はどうする事も出来ません。
牛乳を飲ませようと口元に置いても、大好きな(たぶん)ソーセイジを置いても反応がありません。

施設の人間には知られたくなかったのと、その場に長くいる事が出来ない(見つかると罰を受けるので)ので、三人は寒くないようにと(秋口)トレーナーやジャンパーでくるみました。

就寝時間になり、皆が寝静まった頃を見計らって、Pはチョロのもとへ行きました。

Aもいました。

Bもすぐにきました。

朝まで三人はそこで過ごしました。

翌朝は学校だったので、苦しそうなチョロを置いて学校へ。

学校が終わると、三人で走って帰りました。

チョロの所に。

でもチョロはそこにいませんでした。

三人で探しました。

しばらく探しているとAが捨ててあるベニア板と壁の間でうずくまっているチョロを見つけて「チョロ!チョロ!!チョロ!!!」と何度も呼びました。

チョロは動きません。

息もしていません。

硬くなってるように思えました。

その夜、人目を盗んでチョロのお墓を造りました。

三人とも何も話しません、無言で、モクモクと。

三人とも泣きませんでした。何だか泣いたらいけないように思えてました。

その後、三人ともそのまま、何も言わずに寝ました。


翌朝、Pはチョロがいた場所へ行きました。

そこにはBがいました。

B「チョロいないな」

P「うん」

しばらくすると、Aがきました。

手に牛乳持ってました。

BとPに気が付いたAが言いました。

「あ、そうか、チョロいないから、牛乳いらないよな」

そう言って、笑いました。

BとPも笑いました。

B「アホだな~」

P「ほんと」

Aがさらに笑いました。

あのAの笑いは一生忘れません。

でも、Aはその場にうずくまって、笑いながら、牛乳を片手に、泣いていました。

B「泣くなよ、泣くなよ」

と言いながらBは「その牛乳チョロにやろう」とAから牛乳を取ろうとした時。

Aが泣きながら「だって、いないから、いらんやろ!」と怒ります。

するとBが「墓に置けばよかやっか」と言い返します。

Bも泣いてました。

Pはそんなやり取りを見ながら。

「チョロ、ごめん、ごめん」と言います。

「元気にしてやれなくて、ごめん、ごめん、ごめん」と我慢出来ずに、泣き始めました。

Aも、Bも、「ごめん、ごめん、ごめん」

三人は何回も何回もチョロに、謝りました。

「ごめん、ごめん、美味しいもの食べさせてあげれなくて、ごめん」
「牛乳沢山持ってこれなくて、ごめん、ごめん、ごめん」
「ごめん、いっぱい遊んであげれなくて、ごめん、ごめん」
「ごめん、チョロ」
「元気にしてやれなくて・・・・」


一人でいると、余計な事考えちゃうな・・・・

あ、因みに、この話、作り話です。

あ、それと追加、この経験から、Pはペットを飼う事が出来ませんし。
動物園が嫌いで、これ以降学校の行事以外で行った事がありません。




オリジナル(doblog)記事



以下doblogコメント欄 [ ピースhide ] [2006/12/11 18:54] [ Myblog ]
92さん、こんばんは( ^_^)ノ

>人との出会いは「必然」
私もそう思います。

無駄に出会う事はないのでしょうね、きっとどんな出会いにも理由があって、自分の糧になると信じています。

A、B、Pとチョロの出会いも出会うべくして出会ったと・・・・

信じたいのですが・・・・

でも、やっぱり、もっとしっかり育ててくれる、幸せな家庭に拾われていれば(それが、Aが拾わなければすぐに拾われていたのかも)と思うと、ひたすら「ごめんね」という気持ちになります。とPは後悔に似た感情をこれからも持ち続けるでしょう。

一緒にいた短い期間の楽しかった記憶も、切なく思います。

でも、Pはきっとこの体験を無駄にはしないと誓ってる思います。

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[ 92 ] [2006/12/10 23:00] [ Myblog ]
92の昔話なんてのもありました。。。



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[ 92 ] [2006/12/10 22:58] [ Myblog ]
ちょっと昔の物語。胸が熱くなりますね。創作でも、良い話しは良いです。

人との出会いは「必然」と、何気なく信じてる92です。
そして、動物との出会いもしかり。
会うべき時に、会うべき人と会う。人生は必然の積み重ねと、思い込んでいます。

P君たちとチョロの出会いも必然。
秘密の半年間の交流。わくわく&どきどき。
過ごした楽しい時間はきっと今も輝やいている事でしょう。

哀しい別れの記憶さえも、生きている事、そして全ての命に終わりがある事を伝えてくれた貴重な体験。。。

きっとまた会えますよ。


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[ ピースhide ] [2006/12/10 12:33]
まりぼんさん、はじめまして(*゚ー゚)(*。_。)ペコ

こんにちは( ^_^)ノ

やさしいコメントありがとうございます。

Pがもしこのコメント見たら、きっと泣いてしまっているでしょう・・・・

あと、時間がたった今思えば。

あのまま拾わなかったら、もっと大切に暖かく育ててくれる人が拾って、幸せに暮らせたのかもしれないと、あの時自分達の感情だけで拾って育てたのはチョロにとって幸せじゃなかったのかもと。
胸が締め付けられてしまいます。と思っているでしょう。

>「優しくしてくれてありがとう」と
>「もっと一緒に遊びたかったのに、ごめん」

きっと、このコメント、読んだPは涙が止まらなくなってしまうと思います。

やっぱり、謝るのは僕達の方です。

と、Pは思うでしょう。

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[ まりぼん ] [2006/12/10 07:18] [ Myblog ]
こんにちは

捨てられたままでいたよりも
少しの間でも、みんなに優しくされて
いまでも想ってもらえているのだから
チョロも幸せなのではないかな

「優しくしてくれてありがとう」と
「もっと一緒に遊びたかったのに、ごめん」を

何だかわからないけど、チョロの代わりに言いたくなりました

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[ ピースhide ] [2006/12/10 06:48]
ノアノア さん、おはようございます( ^_^)ノ

長々と駄文、読んでいただいてありがとうございます。作り話ですけど・・・

厳しい環境で育った心は、仲間をいたわる気持ちと、大人の顔色を伺い表面上の良い子を演じる気持ちですかね・・・

この施設では、3歳の男のこでも、たま~にある豪華なおやつ(ショートケーキ半分)食べると「美味しいケーキ、ありがとうございました、とっても美味しかったです」と頭を下げます。

チョロは怒ってないかと、ろくに看病してやれなかった(病院へも連れて行って上げられなかった)と、今でも時折”ごめん、チョロ”と思う時があることでしょう。
”今はあちらの世界で、暖かく幸せに暮らしている事、心の底から願います”と思ってるでしょう。



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[ ピースhide ] [2006/12/10 06:32]
red-handed さん、おはようございます( ^_^)ノ

本当に悲しい話です。

作り話ですけど、もしもPがred-handed さんのコメント見たら。
”やさしくなんてないです、もしも、純粋だったあの頃の自分が目の前にいたら、恥ずかしくて目を見れないかも”お言う事でしょう。

そして”付き合った女性なんかに、こういった話しないので、動物園に行かないのは動物嫌いと思われます”とも言うかも・・・・

そして”ありがとうです”という事でしょう。

作り話ですけど。

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[ ピースhide ] [2006/12/10 06:21]
梢華さん、おはようございます( ^_^)ノ

良い言葉ですね~
Be here now.

今の自分を見つめる。常に心がけたいです。

( ̄ヘ ̄)ウーン
ブログのタイトルにしたいかも・・・・



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[ ノアノア ] [2006/12/10 00:28] [ Myblog ]
読んでで目がウルウルしてきました。
厳しい環境の中でも(だからこそ)、弱いものをいたわる気持ち・優しい気持ちはちゃんと育まれるのですね。
ねこちゃんは、少年たちの優しさをたくさん持って神様の元に帰って行ったことでしょうね。。。

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[ red-handed ] [2006/12/09 23:19] [ Myblog ]
哀しいお話ですね。
Pさん、そのPさんがいるなら、もし読んでいるなら、
あなたはとても優しいんですね、といいたかったのですが…

今日のもう一つの記事、問題の答えは25秒だと思ってしまいました↓↓↓

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[ 梢華 ] [2006/12/09 23:17] [ Myblog ]
Be here now.
今ここにあること。
今の自分を見つめること。
自分と同時に、世界中の人も生き、地球は回り、太陽は輝いている。
これが事実。

・・・昔なんかの本で見た言葉です。。。

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